牛乳を買うのをやめた

ここ3週間ほど、牛乳をやめて豆乳にしてみてます。


牛乳だけでなく、動物性食品の摂取量を全体的に減らしたいなーと思っているのですよ。


私は豆乳が苦手だったのですが、覚悟を決めればいけるもんです。


夫は元々豆乳が好きなのでOK、次女は甘けりゃ何でもOK、問題は変化に厳しい長女で、豆乳にスイッチしてから、この子だけは豆乳を使ったオートミールやココアを拒否するようになりました。


でも私が断固として牛乳を買わなかったので、長女も仕方なく試してみたら、意外と豆乳で作ったオートミールもココアも悪くない事に気が付いたようで、ほっとしました。


なぜ動物性食品を減らそうと思ったのかは、ある一冊の本に影響されたからであります。






「The China Study」という、20年に渡る中国でのデータを研究し出版された有名な本があるんです。この本で著者は、人は動物性食品（肉類、魚類、卵、乳製品）を摂取せず、プロセスフードも食べず、野菜中心に食べる事（whole-food, plant-based）で、心臓病、糖尿病、各種の癌を防ぐ事が出来ると断言しているんです。


アメリカでは日本のように気軽に人間ドックに行けないですから、大病して莫大な医療費を支払えなくて破産、なんて事にならないように、そして、自分に何かあっても実家や親戚にすぐ頼る事の出来ない遠くの国に好き好んで暮らしているわけですから、自分の身は自分で守らねば、健康管理に一層励まねば、と思うわけなのです。


肉や魚を完全に断つ事は私には今のところ絶対出来ないのですが、減らす事は可能かなと思って、少しずつトライしております。


「あんた達、ケーキとかしょっちゅう食べてんじゃん！」


と、どこかからツッコミが聞こえて来そうですが、それでも以前はもっと食べていたので、これでも随分減らしているんですよ（笑）

オートミールは朝食にもおやつにもいいです！はちみつとシナモンで味付けしたオートミールで子供達は育ち、夫も小さい頃から食べているので抵抗なく食べますが、私は最初はかなり抵抗がありました。


オートミールを食べるくらいならお茶漬けにして！と言った事もありますが、オートミールも今ではいいものです。お茶漬けより圧倒的にヘルシーですしね。


ちなみにこの「The China Study」を書いたT. Colin Campbell先生の最近の著書「Whole: Rethinking the Science of Nutrition」の中で、


「母親からの遺伝を心配し、乳房を切除した女優がいると言うが、全て野菜中心の食事にすればそんな懸念は必要ない」


みたいな事を言っていました。ハイリスク遺伝子を持っていたとしても、それが変異するきっかけになるのは動物性たんぱく質という研究があるそうです。詳しい事は私に聞かず、本をお読み下さいね。


アメリカでは乳がんで年間4万人も亡くなっているという数字に圧倒されてしまいますが、これが野菜中心の食事、つまりは昔ながらの和食を食べる事で少しでもその可能性を減らせるのなら、子供達が自立するまで、いや孫の顔を見るまでくたばってたまるか、という気持ちで今日も野菜をバリバリ食べようと思います。