ゴミ箱のない生活を目指して「今持っている物で何とかする」「ない物は作る」「常に持ち物を見直す」を合言葉に、シンプルで環境に優しいライフスタイルを追求する家族の悲喜こもごもを綴ります。
Tuesday, June 10, 2014
「月経血コントロール」を知っていますか?
日本にいる私の高校時代からの友人が、こんな本を送ってくれました。
三砂ちづる著 『オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す』
昔話に出て来るオニババというのは、性エネルギーが間違った方向に向かってしまった独身の更年期女性の事ではないかと著者の三砂ちづるさんは語ります。
このオニババの話も面白いのですが、この本は思春期、月経、性、出産を通じて女性の身体についてのお話で、月経の章でとても興味深い言葉を目にしました。
それが「月経血コントロール」です。
私にとって月経とは、経血が出なくなるまでナプキンをするものであるという認識だったので、ナプキンのなかった昔の時代でもまぁ、何がしかの布をあててこの不便な日々を乗り越えていたのだろうくらいに思っていたのです。
でも昔の日本人は下着をはいていないはずだから、じゃあタンポンみたいなものなんだろうな、と勝手に想像していたくらいです。
そこで目にした「月経血コントロール」という言葉です。昔の女性は意識的に経血が垂れないように注意して生活し、腹圧をかけてトイレでまとめて出していたのだそうです!
正座をし、足腰を使って家事をして、着物を着て、姿勢に気をつけ、骨盤底筋を鍛えているからこそ出来た技なんだそうです。現代の女性でも意識している人は出来るみたいですよ。
出来る人にはあまりにも当たり前な話なので、つまりはわざわざ人に話す事でもなかったため、どんどん出来る人が少なくなってしまったそうなのです。
もっと詳しい事は三砂ちづる著 『昔の女性はできていたー忘れられている女性の身体に在る力』を読むと載っているようです。
とにもかくにも、今まで経血が流れ出る事がコントロール出来ると想像さえ出来なかった自分が情けない!
月経カップに喜んでいる場合ではなかったです。自分でコントロールする事がゼロごみでした。
この本から、生理や出産を通じて自分の体と向き合う事で、現代の女性が忘れかけている、女性としての身体の素晴らしさを認識しようよ、というメッセージを頂きました。いつか娘達にも伝えたいと思います。
皆さんは既に「コントロール」していましたか?
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生理用品の話
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