ゴミ箱のない生活を目指して「今持っている物で何とかする」「ない物は作る」「常に持ち物を見直す」を合言葉に、シンプルで環境に優しいライフスタイルを追求する家族の悲喜こもごもを綴ります。
Sunday, September 3, 2017
何度も見ちゃう「That Sugar Film」
「That Sugar Film」は、いわゆる"ヘルシー"と呼ばれる食べ物の中にも過剰に砂糖が含まれていて、それが人体に悪影響を及ぼすという事を示すため、オーストラリアの青年が自分を実験台にしてせっせとヘルシージャンクフードを60日間食べ続けてその過程を映画にしたドキュメンタリーです。
Amazon Primeをお持ちの方は、ストリーミングがフリーです。
アイスクリームやソーダやチョコレートを食べずしても、シリアル、スムージー、フレーバー付きヨーグルト、ソース、グラノラバー、清涼飲料水などの中にはとんでもない量の隠れた砂糖が入っていて、それによりみるみる不健康体になっていく青年の変化がすさまじいです。
特に注目しているのはHigh Fructose Corn Syrup、日本語では異性化糖、ブドウ糖果糖液糖と表記される甘味料です。「脂肪こそが悪なり」というムーブメントがあった際に、脂肪分を抜き取り甘みを足すという操作に貢献して来たやつなのです。
果糖は名前の通り、果物に含まれる糖です(野菜や蜂蜜にも入っています)。そして私たちがよく摂取するショ糖(Table Sugar)は、グルコースと果糖が半分ずつで形成されています。果糖は非常に甘く感じ、今まで人類があまり摂取して来なかった糖で、体内に糖が余る状態では肝臓で脂肪として合成されます。後々の飢餓状態に備えるためです。それが使われなければ、体内で脂肪が蓄積され、様々な病を引き起こす原因になるというお話なんですね。
もちろん、りんご1個食べたからといって問題が起こるわけではありません。りんごを丸々食べる時は、食物繊維なども一緒に摂取するので、食べ過ぎる事が出来ないからです。
しかしながら、ジュースにしてしまえばりんごをいくつもいっぺんに食べる事が出来てしまい、糖分を必要以上に摂取し、しかも大事な食物繊維はカスとして捨てられてしまいます。ジュースに限らず、甘いドリンクは一気に糖分を摂取しがちなのでとても危険であると警鐘を鳴らしています。
どんなSugarもSugarはSugar、Cane Juice Crystals, Molasses, Agave, Coconut Sugar, Beet Sugar, Organic Sucanatなど、様々な種類がありますが、どれもSugarとしての人体への影響は同じだそうです。
西洋文化に取って代わられたアボリジニーの食生活の話、幼い頃から1日10本以上のMountain Dewを飲み続けるのが当たり前のケンタッキーの集落の話、とても衝撃的です。
軽さと重さが丁度良いバランスのこの映画、お時間がありましたらぜひご覧になってみて下さい。
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食べ物の話
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