Saturday, June 28, 2014

義母からのプレゼント


夫の母からうちの子供達にと、たくさんの日本語の本が届きました。


どれも夫と彼の兄弟(ちなみに夫は男三兄弟の次男)が小さい頃に読み聞かせていた古い本で、中でも谷川俊太郎の詩が小気味よい「ことばあそびうた」という本が私のツボにはまりました。


有名な所では、


かっぱかっぱらった
かっぱらっぱかっぱらった
とってちってた


という詩がおなじみですね。すらすら言おうと思うと結構大変です。


私が特に気に入ったのは、







「ことばあそびうた・また」に収められている「とりどり」という詩で、


おどりのなとり
とうどりみとり
としとりさとり
ひとりあやとり

でもどりめとり
ものとりふとり
あととりきどり
おっとりゆとり


「これ本当に子供用の本なのか!?」と一瞬確認したほどに(3歳からとなっていました)、胸にグッと来る詩も含まれています。


子供達からは、


「どういういみー?」
「でもどりってなあにー?」


と、質問攻めです。夫に「これあなた小さい時、お母さんに質問したりしなかった?」と聞いたら、


「しなかった。だから全然意味分からない。」


だそうです。まぁ聞いたところで教えてくれそうなお母さんではないのですけれど、、(とても真面目な人なので)。



もう一つ質問攻めな詩がこちらの「うさぎときさき」のきさきの方で、


きさきのはなさき
かたきのきっさき
あがきうそなき
ほざきやつざき


もう子供達からしたら、突っ込みどころ満載です。


意味はあんまり考えないで、きっとリズムを楽しむ事が大事なんですよね。でも面白過ぎて、深読みしたくなって仕方ありません。


40年ほど前に初版された本ですが、日本のアマゾンで今でも買えるみたいです。


この本をご存知だった方いますか?

2 comments:

  1. むむ。詩を読むだけで大長編小説が書けそうな気がしてきました。


    うちの子は『いるか、いるか、いないかいるか』というのをよく口ずさんでます。でもどりの詩じゃなくて良かった。ホッ。

    ReplyDelete
    Replies
    1. 一体この人の人生に何があったんだろう!?って考え込んじゃいますよね(笑)

      いるかの詩はいいですよね。次女に読んでみたら、いるかの部分を自分の名前にして読んで欲しいというお願いをされ、「いるいるかんな」と読んであげたら大爆笑してました。

      Delete