アメリカのプラスチックのパッケージには、番号がふってあるのを知っていますか?
番号は1番から7番まであり、それぞれにプラスチックの材質が異なります。
私の住む地区では番号が付いている物は全てリサイクルゴミとして受け付けてくれるのですが、各自治体によってどの番号がリサイクル可能か決まっているので、ウェブサイトなどをチェックしてみるといいと思います。
長くなるので下に続きます。
#1はPolyethylene Terephthalate、つまりペットボトルに代表されるプラスチックです。
リサイクルに出されたペットボトルは、繊維として服やカーペットになったりします。
でもリサイクルされた物はそこから更にリサイクル出来るわけではないので、その役目が終わればゴミ箱行き、つまりここでリサイクルの矢印は閉じられてしまいます。
だからやっぱり最初からペットボトルは極力使わない方がいいと思います。
#2はHigh-Density Polyethylene、高密度ポリエチレンです。これは家庭でよくお世話になるタイプで、牛乳のプラスチック瓶、ビニール袋、ポリタンク、シャンプーなどの容器に使われています。
リサイクルしやすいので、普通のゴミ箱に捨ててしまわないようにしましょう。
ビニール袋はスーパーの前によくあるビニール袋入れに入れるといいです。ゴミの日に出すリサイクルの箱には入れないようにしましょう。
(Photo Credit: Wikipedia)
#3はPolyvinyl Chloride、またの名をPVC、日本語でポリ塩化ビニルです。
ケーブルやパイプに使われるのが主ですが、昔よくあったソフトビニールのおもちゃ、テカテカペタペタするレインコートなどの服やバッグ、シャワーカーテンなどにも使われています。
様々な研究があり議論が重ねられていますが、PVCはダイオキシンなどの有害物質、クロロエチレンという発がん性物質の発生と関係があると言われていますので、出来るだけ使用を避けた方がいいようです。
#4はプラスチックフィルム、プチプチなどの緩衝剤に使われる事が多い、Low-Density Polyethylene、低密度ポリエチレンです。
プチプチはゴミ箱に捨ててしまわないで、再利用しましょう。
#5はPolypropylene(ポリプロピレン)です。 プラスチック容器、皿、おもちゃ、家具、衣類、色々な物に使われています。
リサイクルしやすい材質なので、捨てないようにしたいです。
#6はPolystyrene(ポリスチレン)です。Starbucksなどカフェのホットドリンクを買うと付いて来るこの蓋、使い捨てのプラスチックカップ、レストランのお持ち帰り用容器などがこのタイプです。
これに発泡剤を施した物が、発泡スチロールです。
これもまたPVCと同じくその有害性が議論されていて、Polystyreneに含まれるStyreneが発がん性物質の可能性があるかもしれないというのです。
怪しいので、なるべく手を出さないようにしたいです。
ピーナッツと呼ばれる発泡スチロールの緩衝剤は、UPSなどのお店に持って行くと引き取ってくれます。UPSじゃないお店でも引き取ってくれるお店のリストはこちらです。
そして最後に#7は、その他の材質で出来たプラスチックです。
CDやコンポスト出来るタイプのプラスチックなんかもこの種類に全部入ります。
まとめますと#1, #2, #4, #5がわりかし安全なプラスチック、#3, #6そして何が入っているか分からない#7は避けた方がいいでしょう。
と、プラスチックにも種類があるという事が分かりましたが、だからと言ってそれが全てリサイクル出来るわけではなく、リサイクル出来たとしても、消費者の私がリサイクル素材の商品を率先的に購入しない事には意味がなく、リサイクルされた物も役目を終えれば行き着く所はLandfillという事が、結局分かった事実です。
だからこれから我が家でのプラスチックの需要は絶対に増やさないようにしたいな、と思いました。
私は「Plastic-Free: How I Kicked the Plastic Habit and How You Can Too」という本を参考にしました!死んだアルバトロスのお腹からペットボトルの蓋などのかけらが見つかった写真に長女が絶句してました(dead albatross plastic とgoogleしても見られます)。
このゼロごみ生活が、プラスチックにあまり頼らない方向にも進んで行けばいいなと思っています。
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