Friday, July 11, 2014

抹茶クッキーと健康保険


夏休み中も週に1回長女の小学校の図書館が利用可能になっているのですが、そこで来週、日本についてちょっとしゃべってくれる?と頼まれていて、しかも何かしらおやつも持って来てくれる?という事になってしまったので、アメリカ人にも瞬間的に受け入れられそうな抹茶クッキーを試しに作ってみました。


小麦粉2カップに対して大さじ1の抹茶を使ったので、風味はするけど苦くない、色的にもそれっぽいクッキーが出来ました。本番ではもう少し小さいサイズで作ろうと思います。


先日、歯医者に虫歯チェックに行った長女は、歯医者さんに散々「シュガーはだめよ〜」と釘を刺されたせいで、


「あたしは食べないからっ!」


と、頑に宣言していたにもかかわらず、焼き上がるとやっぱり手が伸びていました。(写真の手)


さて次は、我が家の健康保険のお話です。




アメリカでは2014年1月からObamacareの名の下に医療保険制度改革がなされまして、我が家はそれに伴い健康保険を切り替える必要に迫られました。


なぜならこの制度のおかげで、元々利用していた健康保険の価格が上がる事になったので、今までと同じくらいの価格で入れる健康保険(内容はゴミのよう)に申し込む事となりました。


たくさんの人がいっぺんにこの機会に健康保険に加入したわけなので、ネットもダウン、電話もつながらない、そんな状態が続き、私達はかろうじて登録は出来ても、保険料の支払いが出来ず、1月に行った旅行先のモントレーから保険会社に電話をかけ続けるという有様でした。


奇跡的に電話がつながった時に何とかクレジットカードの情報を伝える事が出来て、これで毎月請求書が届いてその都度払っていけばいいんだね、よかったね、と安心していたのです。


でも待てど暮らせど、クレジットカードの明細には保険料が課金された記録はなく、毎月の請求書が届く事もなく、おいおい私らはちゃんと保険に入れているのか?と不安に思い、また保険会社に電話するも、


「あなたのアカウントはちゃんと支払われている事になっています」


と言われてしまい、これは一体どうなるのでしょう?と日々暮らすこと6ヶ月、ようやく手紙が来て、


「これから今までの分、耳揃えて支払って下さいね」


と、ありました。


まぁ、そういう事になるだろうとは思っていたのですけど、私達はこの空白期間一度も病院を利用しておらず、保険って一寸先は闇だから買うものであって、何のお世話にもならなかった過去に対して支払うって、何か腑に落ちなくないか?ということで、保険会社に電話して(もちろん私ではなく夫が)聞いてみたのです。すると、


「受けていないサービスに対してお金を支払わせるというのは、我が社のポリシーではありません」


と、言うではありませんか!


仕事の出来るカスタマーサービスの人に当たったおかげで、その保険会社の人が州の保険機関の人とうちの夫と3人で次の日電話で会話する段取りも取ってくれて、結局1月からの加入ではなく、7月からの加入にしてくれる事になりました。


こんなクレーマーみたいな事を書くのは気が引けたのですが、もしかしたら同じような状況にある人がいるかもしれないと思い、勇気を出して書いてみた次第でございます。


でも医療費の事を考えると、クッキーなんか食べてる場合じゃないですなぁ。。

2 comments:

  1. ほんとうにアメリカでは医療保険がいちばん頭痛いですよね。私も以前は割に安い保険に入っていたのですが(これがなんと、主人や私自身の勤め先から得る保険より安かったのです)オバマケアになってからは月に二百ドルも値上がりしてしまったので、勤め先での保険に切り替えました。というと簡単そうですが、切り替えが確認できるまでのいきさつは、ちはるさんと同様、忍耐と押しの強さを兼ね合わせた極意を必要としました。でもそういう時こそ、クッキーを食べるべきです:)おいしそうな写真、ありがとうございます。
    うちは今、日本にひとりでいる母が、将来はケア施設に行くというので、こちらに来て一緒に住むことを勧めたいのですが、医療保険がネックになってます。日本はその点安いですからね。でもやり方がないわけではないらしいので(高いですけど)現在調査中です。

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    1. isoldeさんも大変だったのですね。本当に忍耐と押しの強さが必要なプロセスでしたよね。日本で暮らしていたら絶対に体験する事はないような、良く言えば貴重なものでした(笑)

      日本のお母様を呼び寄せる際にはまた色んなハードルがありそうですね(まずはビザとか)。将来の事を考えてしっかり貯蓄しておかなければと思わされる日々でございます。

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