Monday, October 16, 2017

この大火事の片隅で

(Photo Courtesy: SFGate.com)

アメリカにお住いの方、特にカリフォルニアにお住まいの方は、ニュースで連日報道されていると思います。北ベイエリア地域において、10月8日日曜日の夜から大規模な森林火災が発生しました。


幸いにも、我が家は皆無事でございます。以下、私の記録として残しておきます。



その日曜日の夜はとんでもない強風が吹いていて、あちらこちらで物が飛び、木の枝がバキバキ折れる音を聞きながらお布団に入りました。



夜11時には煙の匂いが家に入って来たと思います。それでもあまり気にする事なくそのまま寝てしまいました。



すると午前3時半に、学校から電話が入って目が覚めました。火事のため、2校が休校するとの事でした。私はそれでもまだ事の重大さに気づいておらず、何でこんな夜中に電話かけて来るんだろ〜?と訳の分からぬままにまた目を閉じました。



今度は午前6時に再び学校から連絡が入り、火事の影響で全校休校が発表されました。



我が家にはテレビがないので、早速ネットをチェック。火が住宅を飲み込んでいる様子を見てやっと、事の重大さに気がつきました。



停電していましたが、携帯の懐中電灯を使って避難準備を始めました。余談ですが、避難準備とキャンプの準備は非常に良く似ているので、こういった事態に備えるためにも、キャンプはおすすめです。



貴重品、水、非常食、缶切り、服、メガネ、歯ブラシ、などなどを詰めているうちに電気が復旧し、とりあえず避難勧告が出るまで朝ごはんを食べてじっとしていました。



この頃には携帯サービスが使えなくなり、ネットのみが頼りの綱となりました。



この一週間で、一生分のFacebookをチェックした気がします。。



夫は仕事に行く道路が全て封鎖されたので、自宅待機となりました。翌日からは遠回りで仕事に行っています。



2、3日で終わったらいいな、なんていう私の希望的観測も虚しく、水曜日に火は夫の仕事場の近くまで迫り、オーナーの判断で従業員は全て強制帰宅を命じられたのでした。



あー今頃全部燃えてるのかなー、とサテライト地図とにらめっこしながら、落ち着かない一日を過ごしました。



しかしながらおかげさまで、消防士達の努力により、夫の仕事場は何とか燃えずに残ってくれたとの一報が夜遅くに入りました。本当にありがたい事です。職を失う覚悟もしていましたから。。


(Photo Courtesy: CHP)


夫は無事に再び仕事に行けましたが、私と子供達は煙がひどいので、家から一歩も出られない日が続きました。灰色の空からは文字通り灰が降り、車に積もりました。学校が翌週まで休校になったので、良質な空気を求めて街を離れる人々が多くいました。



私は「風の谷のナウシカ」に出てくる腐海の瘴気を思い出していました。マスクをしないと外に出られない世界に住むというフィクションの世界が、現実になったんだなと。



そしてN95というマスクじゃないと効き目がないそうで、それを求めて避難所にコンタクトを取り、図書館にあるという情報を聞きつけて、もらいに行きました。無料で頂けたのは助かりました。しかしながら、それをもらった日くらいから空気の質は良くなったので、あまり出番はありませんでした。



火事六日目の午後には、まだ焼けている山もありますが、全域避難解除になりました。スーパーなど、お店は火事初日以降はずっと開いていたようです。私も久しぶりに外の空気を吸って、リフレッシュして来ました。空気サイコー、普通の生活サイコーです!



火事七日目、家を失わなかった市民の生活はほぼ普通に戻っていると言っていいでしょう。しかしながら、観光シーズン真っ盛りに起きた災害により、観光客の足はしばらく遠のく事は確実であり、それにより失業者が増える事が心配されます。どうぞ皆さま、もしレストランでワインをオーダーする事がありましたら、ナパもしくはソノマのワインをお選びくださいますようお願い申し上げます。それが復興の支えとなります。





Saturday, October 7, 2017

不要品をお外に出してもいいデー



不要品といっても、何から何まで受け付けてくれるわけではないのですが





使わなくなった衣服、小さい家電や家具、キッチン用品などを、数ヶ月に一度、
回収に来てくれる日があります




Cerebral Palsy(脳性麻痺)のチャリティーへの寄付という形なんですね



郵便に入ってくるこの緑のハガキをくっつけて家の近くに置いておけば、何も言わなくても回収日に誰かが取りに来てくれます




こんな感じであちらこちらに不要品と思われる箱が近所に並びます




不要品をThrift Shopに持って行く時間のない人には時間の節約になりますし




回収する側はそういった人達の捨てそびれている物達を集められるチャンス




家の外に置いておくだけでいいだなんて、やはりアメリカ




日本のようにゴミステーションに一カ所に集める事さえもないなんて!



出たー!
アメリカー!



こんな機会を利用して、「いつでも来月引越し出来る家」を目指しております。





Monday, October 2, 2017

栗の皮をするりと剥く方法


今年も栗の季節がやって来ました!




カリフォルニアでもこんな立派な栗が手に入るのでございます




アイ♡ラブ♡チェスナッツ




と、アメリカで叫んでみても




アジア人とイタリア人にしか響かないようではありますが





私は栗が大好きでございます





でも奥様、栗は下ごしらえが面倒でございますよね〜




そこで本日は、簡単に鬼皮が剥けてしまう方法のご紹介です




沸騰したお湯に栗をドボン



火を止めて、蓋をして10分ほど待ちます



あとは栗の頭とお尻をちょっと落として、真ん中をはがすように剥いたら、あら不思議スポンと取れるはずです



中が腐っていないか確認して、お好きなように加工するだけ




栗は半生状態なので、栗ご飯に丁度良い固さです




3.5合もあっという間の美味しさ




でもうちの10歳の長女にはこういった味付きご飯が全く受けません



秋といえば栗ご飯だよ!?
お米ももちもちだよ!?
醤油もいつもより入れ過ぎて、みんなの好きな濃い目の味付けになっちゃったよ!?




私の抵抗もむなしく、彼女だけ白ご飯を食べました(チーン)




というわけで、栗の処理にお困りの方がいましたら、ぜひ教えてあげて下さいね!