Saturday, July 19, 2014

Smart Money Smart Kids という本を読んでみた


最近図書館で借りて読んだ本の中から「Smart Money Smart Kids」by Dave Ramsey & Rachel Cruzeがちょっとヒットでした。


この2人は親子でして、アメリカでパーソナルファイナンスコーチをしているパパのデイブ・ラムジーは、毎日ラジオで一般の人からの電話質問を3時間受け付けているものすごいパワフルなおじさんです。


彼は今でこそ大成功を収めていますが、彼は20代の頃に調子に乗って銀行からお金を借りまくってビジネスを広げて自己破産した経験があり(娘のレイチェルは破産したその年に生まれたそうな)、パパはもう絶対に借金をしないと誓い再びビジネスを立ち上げ、そして彼の子供達3人にお金の教育をするのです。


その彼の教えが詰まっているのがこの本で、子供達にしっかりお金の事を教えて、大人になったらちゃんと巣立って行く子に育てましょう!というのがメッセージです。


お金はどこから来るのか、それは一生懸命仕事をする事、与えられる事を当たり前と思わせてはいけない、子供に毎月ただお小遣いを与えるのではなく、働いてコミッションとして稼がせよう、という事を強調していました。そしてもらったお金は「Spend(消費)」「Save(貯蓄)」「Give(寄付)」の3つのカテゴリーに分けよとのことでした。


一つ私が理解するのに時間がかかる点は、デイブ・ラムジーは思いっきりクリスチャンなので、お金も持ち物も元々は神様のもので、ただ自分はそれを管理しているだけと言い切っている事です。だから寄付する事も当たり前と受け入れられるのだと思うのですが、宗教観なく育って来た私がこの「寄付を当たり前にする事」をすっと受け入れるのは結構大変です。


度々やって来ては寄付を求める見知らぬ子供達の訪問にはいつもおどおどしてしまうのですが、門前払いにせず、私が少しでもお金を出す事によって、この見知らぬ子供達が大人になって逆の立場になった時に、気軽に寄付が出来る人になるに違いない!と思うようにしました。


お金も持ち物も、自分の所にやって来たものは「縁」と思えば、寄付する事もその一部として受け止められるかもなと思い始めていたところです。


話が脱線しましたが、子供達に働く事を教え、そして私達親の働く姿もしっかり見せて行こうと思わせてくれた本でした。


しゃべっているような文体で書かれているので、本の厚さの割にとっつきやすいと思います。



No comments:

Post a Comment