Thursday, July 23, 2015

「Better Than Before: Mastering the Habits of Our Everyday Lives」by Gretchen Rubinを読んでみた


本日のおすすめは「Better Than Before: Mastering the Habits of Our Everyday Lives」by Gretchen Rubinです!


Gretchen Rubinといえば、先日も私がこの人のポッドキャストを聴いているという話を書いたばかりです。


新しく身に付けたい良い習慣、止めたくても止められない悪い習慣は誰しも持っているものだと思いますが、それをどうやって実行そして持続させられるか、様々な方法を教えてくれる本であります。


まずは自分の性格のタイプを見極めるのが大切で、それは大きく4つに分かれるそうです。


Upholder: 自分以外からの要求にも、自身の要求にも応える事が出来る人
Questioner: 自分以外から要求される事は嫌だけど、自身が望む事は実行出来る人
Obliger: 自分以外からの要求には応えられるけど、自身が望む事は実行出来ない人
Rebel: 自身を含め、誰からの要求にも応えたくない人


Upholderは、自分自身を含める全ての人の要求に応えようとする人だそうで、ルールを決めて行動するのが得意で、課題の締め切りも守りつつ、出来ない事にはちゃんとノーと言える人です。逆に、ルールのない場所では不安になってしまうそうですが、新しい習慣を身につけるには一番向いているタイプです。


Questionerは、自分に要求されている事の全てにまず「なぜ?」と問いかけ、それが意味をなすと判断した時に反応するタイプです。必要性の判断材料となる理由や情報が多い方を好み、そしてその最終的な判断は自分で決定しないと気が済まないタイプなのですが、それはつまり、自分が納得さえすれば、自分がやりたいと思う事は絶対にやるタイプと言えるそうです。逆を言えば、納得出来ない事は出来ないので、列に並んだり、不公平だったり抽象的な事は苦手のようです。


Obligerは、周りの人達を喜ばせるためには力を尽くす事は出来るけれど、自分自身のやりたい事を優先して出来ないタイプです。誰かが家に遊びに来る!というプレッシャーがないと家の掃除が出来ない私はまさにこのタイプです。周りの人を失望させる事を嫌うので、例えばジョギングや読書の習慣を身につけたいと思ったら、パートナーやグループを作って他の人と一緒にやると続けやすいそうです。


Rebel(反逆者)はその名の通り、全ての決まりや要求を嫌い、何よりも自由を好むタイプです。つまり、習慣なんてものは最初から受け入れられず、毎日その瞬間に己が望む事をしたいので、前もって決めてしまう事に強い拒否感を覚えるそうです。ちなみにこのタイプにはまる人の割合はとても少ないですが、こういう型破りな存在が社会にとっては非常に大切なんだそうです。


著者Gretchen Rubinのサイトで自分がどのタイプか分かるクイズがありますので、よかったらやってみて下さいね。


この本は、自分のタイプが分かった上で、新しい習慣を身につける様々な方法を紹介してくれています。


一つ例を挙げますと、身も心もスッキリした家に住みたい!と思ったら、Strategy of the Clean Slate(白紙の状態からやり直す法)を利用して、思い切って引っ越しをして、同じ環境で新しい習慣を始めるよりも、新しい環境では物を増やす事を許さないと決める事で、今までの悪い習慣を断ち切るのに効果が出やすい、といったような感じです。


著者の定義する「習慣」とは、毎回やるかやらないかの決断を下す事なく始める行動、だそうで、確かに歯磨きなんかは、やる?やらない?と考える事もないので、こういう感じになると「習慣が身に付いた」と言えるという事なんですね。


決断を下す、というのは脳のエネルギーを使いますから、そしてそのエネルギーは朝起きてからどんどん少なくなっていくので、セーブ出来る所はセーブして、大事な時に使えるようにする、それが習慣を身に付ける事の大切さであり、ひいてはそれが満ち足りた日々の礎となるのではないか、というお話でありました。


去年の秋からジョギングを始めた私ですが、習慣になったとはまだまだ言えないので(子供達が夏休みになってから超サボってます)、頑張りたいと思います。


Gretchen Rubinの本は初めて読みましたが、他の本も読んでみたくなりましたね。



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