図書館で偶然手に取った「The Blue Bottle Craft of Coffee: Growing, Roasting and Drinking with Recipes」という本に、フレンチプレスでのコーヒーの淹れ方が書いてあったので、ちょっと真似して淹れてみました。
Blue Bottle CoffeeはOakland発祥の職人的こだわりコーヒーショップで、ベイエリアはもちろん、ニューヨークはマンハッタンにもお店があります。
エスプレッソマシーンを買うと、Starbucksに行かなくて済むからお金の節約になり、しかもお店で並ばなくて済むから時間の節約にもなるというのは間違いだ!と創始者のJamesさんは語ります。
そもそもエスプレッソマシーンが高い事、自分で美味しく淹れられるようになるには何度もトライしないといけない事、マシーンを買えば豆にもこだわりが出ちゃう事、マシーンを使う前にマシーン自体を温めないとダメな事、などの理由から、そういう事になっちゃうんだそうです。
つまり、コーヒーを淹れる事は職人芸という事なのですな。
私は家でフレンチプレスを使ってコーヒーを淹れています。普通の電気のコーヒーメーカーを愛用していましたが、コーヒーを飲むのは家では私一人しかいないし、コーヒーメーカーがキッチンの場所を取るしで、小さい子供がいながら自動でコーヒーが出来る事が有り難くてお世話になってたわけなのですが、子供も大きくなったし、去年思い切って切り替えました。
フレンチプレスだとフィルターが要らないので、ごみが出ない事が何より素晴らしいです。コーヒー豆はコンポスト出来ますしね。
フレンチプレスで美味しくコーヒーを淹れる方法は、下に続きます。
用意する物は、
フレンチプレス
コーヒー豆挽きマシン
温度計
量り
箸(混ぜる用)
タイマー
水 約700 ml
コーヒー豆 20-35g
この本の作り方ではコーヒー1杯は355 mlなので、水はその倍量の700 mlを用意せよとの事です。
ミルクを入れて飲む場合は濃いめの35g、そのままブラックで飲みたい人はもうちょっと少なめでよいそうです。
水355 mlに対して35 gという事はつまり、10:1の割合です。好みによって、15:1でも12:1でもいいそうです。
コーヒー豆を挽きます。モーターでぐるぐるやるタイプだと摩擦熱でコーヒー豆が加熱されてしまうので、本当はBurr millというグラインダーがいいんだそうです。
92℃に温めたお湯(温度計で量ってね)の一部を使ってフレンチプレスを数秒温め、そのお湯をマグカップに移して温めます。
挽いたコーヒー豆を入れたフレンチプレスを量りの上に置いて、0gにしておきます。
Swan-neck(白鳥の首のような)のやかんを使って、お湯を細くちょろちょろと注ぎます。うちにはそんなやかんがないので、ステンレスボトルを使ってみました。
355gになるように入れます。
フレンチプレスの蓋をコーヒーの1.3cmくらい上にセットして、3分間蒸らします。
蓋をはずして、再び箸で優しくかき混ぜます。軽めのローストの豆の場合は、箸で混ぜずに穴開きスプーンで上の部分のコーヒー豆を取り除きます。
フレンチプレスの蓋を戻し、プレスを下にぐっと押します。この時、コーヒー豆が粗挽き過ぎると、圧力を感じずにすぐ下に行ってしまいます。逆にコーヒー豆が細か過ぎると、プレスを下に押す時にお湯が跳ね返って危ないです。
理想的には、6.8-9.1kgの圧力で押せるくらいがいいそうです。家にある体重計を使って、手で9.1kgになるように押して練習してみましょうとの事ですが、うちには体重計がないので、今いちピンと来てません。
15-20秒かけてプレスを下へ押します。
プレスが下に着いたら、すぐさまカップに注いで飲んじゃいましょう。
レシピ通りに完璧には出来ませんでしたが、その味はいつもとは違う、まさに「お店の味」!
今更ながら、コーヒーの淹れ方の奥深さに気付かされました。何度も練習して上手に淹れられるようになりたいと思います。
昨日、久しぶりにフレンチプレスを使いました!お湯を入れてからかき混ぜるの忘れちゃったので、また今日も淹れてみます。れれれ
ReplyDeleteコメントありがとうございます!お湯を入れて混ぜて、蒸らしてまた混ぜる、の手順ですね。ちょっと一手間かけるだけで味が変わるなんて、コーヒーがまた好きになりました〜。
Delete