Sunday, March 16, 2014

カレールーからの脱却!


私が物心ついた頃には既に、世のスーパーには「○○の素」のような商品がたくさん存在していたと思います。


炊き込みご飯の素、チャーハンの素、釜飯の素、お茶漬けの素、ちらし寿司の素、浅漬けの素、だしの素、グラタンの素、唐揚げの粉、カレーのルーにシチューのルーなど、ふと頭に浮かんだだけでもこんなにありました。


おかげさまで、ハワイで料理は自分でするタイプの寮に住みながら大学生活を始めた私は、"素"がなければ料理にならない料理を作って食べるだけの暮らしをしていたのです(素は日本に帰国した時に大量に買い込み)。


ある日私が風邪をひき、当時まだ夫にはなっていない夫がうちにご飯を作りに来てくれて、「出来たよー」と出されたのが炊き込みご飯だったので、


「えっ?うちに炊き込みご飯の素なんてあった?」


と、私が聞いたら、


「炊き込みご飯なんて素がなくても作れるよ」


と、南米育ちの日本人に言われた時の私の衝撃たるや、未だ鮮やかに記憶に残っているほどです(この類の話は他にもある)。


あれから人生早送りする事12年、そんな私も成長し、炊き込みご飯もチャーハンも、シチューも唐揚げも素を使わずに作れるようになりましたが、カレーだけはルーに頼らずには作る気にはなれませんでした。


しかし、Zero Wasteを目指してから、カレーのルーを包んでいるプラスチック容器がゴミになるのがどうにも気になり出し、カレー粉からカレーを作ってみる事をこの度決意した次第でございます(前置きが長い)。


参考にしたのは、タモリさんのチキンカレーのレシピです。Cookpadで「タモリ カレー」で検索してみて下さい。そこから自分なりのアレンジを加えてみました。





材料は、

鶏肉 3枚
カレー粉 1 tbs
ターメリック 1 tsp
クミン 1 tsp

お湯 約1L
赤ワイン 1/2 Cup
トマトペースト 1缶 6 oz = 170 g
アップルソース 2 tbs

玉ねぎ 1個
すりおろしニンニク 1 tbs
すりおろしショウガ 1 tbs
カレー粉 1 tbs
ターメリック 1 tsp
クミン 1 tsp
牛乳 1/2 Cup
ヨーグルト 2 tbs

チーズ 30g
醤油 2 tbs
ガラムマサラ 1 tsp
塩 適量


カレー粉などのスパイスが重複していますが、出て来る順番で書き記す事にしました。このレシピには、4つの区切りがあると考えて下さいね。


上から、カレー粉、ターメリック、クミンです。スパイスはWhole Foodsなどのお店で量り売りで購入出来ます。大さじ1杯くらいだったら、軽過ぎて計量不可になってタダになることもなきにしもあらずです。



一口大に切った鶏肉を揉み込みます。長時間煮込むので、どんな形に切っても形はなくなりますけれどもね。



油(分量外)を引いたフライパンで焼きます。この時点で家の中は相当スパイシーになっちゃいます。

この間に、隣のコンロで約1リットルの水を沸かします。



お湯が沸いたら、先ほど焼いたお肉をドボンと入れてしまいます。そこに赤ワインを入れます。フライパンはまた使うので、そのまま洗わずにキープしておきます。



トマトペーストを入れます。私は1缶入れましたが、かなりトマトトマトしいカレーになってしまいますので、半量にしてもいいと思います。タモリさんのレシピでは普通のトマト缶を使用しています。



タモリさんのレシピではマンゴーチャツネを使いますが、そんなものはうちにはないし、買っても絶対に使い切れないし、自分で作る気もさらさらないので、家にあったアップルソースを入れました。次回はマーマレードや何かのジャムでトライしてみたいと思います。



先ほどのフライパンで、タマネギを飴色になるまで炒めます。炒めたらそこにすりおろしたニンニクとショウガを入れ、カレー粉、ターメリック、クミンを投入します。



牛乳とヨーグルトを入れて更に熱していきますと、



ペースト状になるのであります。甘くなるように、タモリさんのレシピより玉ねぎ、牛乳、ヨーグルトは多めで作っております。



醤油を足して、



チーズを入れます。これは家にあったBella Vitano Rum Runnerというチーズを使っております。私はWhole Foodsでこのチーズばかり買っております。



だめ押しのガラムマサラです。量り売りでちょっとだけ買えるのが嬉しいです。



蓋をせず、弱火と中火の間くらいで1時間煮込んでいくと、骨から肉が外れるほどになります。



そこから更に1時間煮込んでいきますと、もはやお肉もホロホロになってしまいます。塩などで自分好みに味の最終調整をしましたら、



ご飯もいいけど、



こねないパンの分量で2時間だけ発酵させた生地で作ったナンが合う!これくらいのサイズのナンが4枚出来ます。発酵する時間が短い時は、なるべく温かい場所に置いてしまいましょう。


家族の反応はと申しますと、長女は「から〜い!でも美味しい!」とナンに付けて食べるのが気に入った様子、次女はナンしか食べず、夫は「カレーとチリコンカンの間みたいな感じだね」と、好評を博しました(次女のコメントはカウントせず)。


辛いものが苦手な私なので、これだけのスパイスでもう「うひゃー!辛いー!」となってしまったのですが、元気になる辛さと申しますか、美味しいのでまたもう一口食べたくなる味でした。


タモリさんはマッシュポテトと一緒に食べるのが美味しいと言っているそうなので、張り切ってマッシュポテトも作ったのですが、カレーが出来上がる前に子供達がそれだけをおやつに食べてしまうという事件があり、今回はカレーと合わせて食べる事が出来ませんでした。残念。今度はしっかり隠しておかなければ。


次回はトマトペーストの量を減らして、どうにかして野菜を忍び込ませたいと思います。カボチャで甘さをプラス出来るかな?


まだまだ完成形には程遠いですが、カレールーに頼らない未来がかすかに見えたような気がします。でも忙しい時には本当に便利だよね。。


皆さんはカレー粉からカレーを作ってみた事がありますか?コツとかおすすめとかありましたら、ぜひ教えてくださいね!



3 comments:

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  2. いつも楽しく読んでいます。初コメントです。カレーもナンも美味しそうですね。是非、トライしてみたいです。私もカレーはルーを使わずどれだけ日本のカレーの味に近づけるか毎回挑戦しながら作っています。色々試してみてますが、結局ルーを最後に1/2粒だけ入れてしまう邪道な隠し味が子供と夫には好評です。  みちこ

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  3. ☆AIさん
    コメントありがとうございます!そしてブログ拝見させて頂きました!スパイスの種類が多くて、夫と一緒に見て「すごいね〜」って話してました。これからもどうぞよろしくお願いしますね♪

    ☆みちこさん
    初コメントありがとうございます!私もルーを買うことなしに日本風のカレーを作りたいので、これからもチャレンジして行きたいと思います。いいレシピに辿り着いたら教えて下さいね!

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